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SIDE : Dark

パンドラの匣

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パンドラの神話、皆さんはどのように記憶していますか?
最後まで残ったのは「希望」という、美しい話の人が多数だと思います。
でも、アレはプロメテウスが人間に”火”を教えたことが発端で、
神様が人間滅ぼすのに贈った、嫌がらせの為の”匣”だったのは知ってますか?
開けること前提で匣を持たせ、プロメテウスの弟へ嫁がせた謀略話なんです。

プロメテウスは”先を見る男”で、エピメテウスは”後で考える男”という意味。
そして、パンドラは”すべての賜物を与えられた女”です。
パンドラが必死に”匣”に閉じ込めたモノ。それは、未来を知る力、なんです。
不可避の”未来”を知ることは、絶望に等しいコト。
コレが意訳されて、最後に残ったのは”希望”という物語になっています。
だから、人間が”未来”を知ることが出来ないのは必然。
知らないからこそ、変えることが可能なのよ?
知ってしまったら、もう変えることは不可能なのよ?

神は知恵深くも、未来の成り行きを真暗き夜をもて蔽えり

ホラティウス 『詩賦』

人間の危機管理欲求として、未来を”予測”したがるのは仕方ない。
でも、予測出来ないことを理由に立ち止まったり、
自分が”予測”したモノが、唯一の”未来”だと考え、悲観するのは間違いです。
いつも、いつだって、未来は変えられるし、常に変化して行くもの。
決して、変化を”止める”ことは出来ません。

Omnia Mutantur, nos et Mutamur in Illis.
万物は変転する、我々もまたその中で姿を変える

変化とは、進化・深化でもあります。
コレを拒むことは出来ないし、仮に拒んでも”滅ぶ”だけです。
人間だけが、頑なに「現状維持」に執着する生き物です。
しかし、この「現状維持」とは、緩やかに”滅ぶ”ということに他ならない。
実際に、変化を拒み続けたなら、その人の人生は確実に下降して行きます。

    *    *    *

それでも、進むのが怖い、結果が予測出来ない、という人。
あるいは、常に”最悪の結果”しか想像出来ない、という人の為に。
数直線で図解してみようと思います。

A点が、皆さんがいる「イマココ」の世界。
B点が、今後訪れる可能性の一番高い「未来」です。
平行して並ぶ複数の「数直線」は、そのまま「平行世界」を示しています。
平行世界は、SF等でお馴染み”パラレルワールド”のコト。
新しいモノでは『君の名は。』も、一種のパラレルワールド話ですし、
昔懐かしい『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も、そうです。
何か1つを変えると、大きく違った世界になる、という認識でいいと思います。
ともあれ、この世界には、数多の”平行世界”が存在する訳です。

余談ですが、今年の『天気の子』の公開に合わせた番組で、
新海監督は、前作『君の名は。』に対する批判として、
「何の代償もなく、現実を変えるとはけしからん」と言われた、と話されてました。
もう、この”価値観”が、完全に今の物質主義社会を如実に現してます。
本当、代償なんて、なーんにも要らないからね?
そんなもの、神の如く振舞う”人間”が、他者支配の為に植え付けたモノですから。
自分の”価値観”変えるだけで、どんどん世界は変わります。
内の如く、外も然り。自分の世界を変えられるのは、自分だけです。

話が脱線しましたが(汗)
人間が予測可能な”未来”というのは、現在Aに対して、未来Bなんです。
ちょっと頑張っても、未来B1くらいまで。
未来予測にこだわる人の多くは、完全にこの”罠”に嵌まっています。
つまり、今、目の前に在る「現在A」だけが、現実のすべてだと信じている。
しかし、実際に「現在A1」へ移動すれば、新しい「未来B2」が垣間見える。
逆説的に言えば、現在A1へ行かない限り、永遠に景色は変わらない。
コレに関しては、頭だけで考えても駄目なんです。

残念ながら、人間は”精神生命体”ではありません。
仕組みだけは、上位の感情体・知性体が理解してくれますが、
物質世界では、カラダが”経験”しなければ、先へは進めないルールです。
現在Aから予測される、未来Bが望ましくないのなら。
自分から、未来A1へ移動(所謂、シフト)しなければなりません。
このシフトを数多く繰り返し、A20やA50まで達した状態が、アセンションです。
決して、次元上昇とは、SFでもファンタジーでもないのです。
そして、レイの皆さんに自覚して欲しいのが、下図。

実は、ツインレイの統合や、彼との愛の共同創造というのは、
現在Aの延長線上には、存在していない、のです。
(次元自体が違うので、当たり前と言えば当たり前ですが・笑)

上図の恐ろしさ、解かりますかね?
頑なに「現在A」に留まり続けて、サイレント明けを持っても意味はない。
他力本願のセッションやワークで、前進した”つもり”でいても。
現在Aから、未来B20には移動出来ないのですよ?
では、どうすれば、現在A20へ移動することが出来るのか。
その答は多くの映画同様、過去Cにあります。
未来を変えたければ、過去に戻って”修正”すればいいんですよ!
もちろん、リアルに過去には戻れないし、戻る必要もないです。

仕組みを”理解”するのは、感情体・知性体と先述しました。
なので、過去Cの修正は、感情体・知性体にして貰えばいいのです。
つまり、過去に目を瞑った感情をしっかりと味わう、
その上で、別の”解釈”を行って、想い出ラベルを貼り直して行く。
カラダで行うのは、感情処理に伴う反応(泣いたり、怒ったり)関係のみです。
その結果、過去Cは新たな解釈の「過去C1」へ移行します。
必然的に、現在Aは現在A1、未来Bは未来B1へ自動的にシフトします。
仕組みとしては、たったこれだけなんですよ。

後は、現在A1へシフトしたことを”意識”する。
今の延長線の未来は、未来B1なのだから、未来Bが訪れる心配をやめる。
何かの行動・選択の際に、以前の「過去C」を判断基準に使わない。
気をつけるのは、たったこれだけです。
コレが、真の意味での「イマココを意識する」というコト。
決して、物理的なグラウディングの話などではないんです(笑)
以降、同じ要領で「過去C1」を修正し、次に「過去C2」を修正する。
具体的な課題は、必ず今の”視界”に在るはずです。

    *    *    *

今回は、時間軸の捉え方をメインに書きました。
その為、課題の見つけ方や、修正方法には全く触れませんでしたが。
正直、その辺りは、カスタマイズが必要な部分なので(汗)
まず、固定化された時間の概念、壊すところから始めてみて下さい。

Non quia difficilia sunt, non audemus; sed quia non audemus, difficilia sunt.
我々は難しいから挑戦しないのではない、挑戦しないから難しくなるのだ

早い話が、つべこべ言わずに行動して!ですね(笑)
人間の危機管理欲求(未来予測したい欲求)が出て来たら、
パンドラさんが匣の中に閉じ込めちゃったから、むーりー、と唱えましょう。
だから、自由に”創造”していいんだよ、と。
だって、どんな”形”になるか、分からないんですよ?
分からないモノと比べて、もっと良くなる・悪くなるもないでしょ?
それなら、悪いモノと思うより、良いモノと思う方が楽しいでしょ?
希望って、そういう”スキル”のハズだから。

希望はいいものだ、たぶんなによりもいいものだ。
そして、いいものはけっして死なない。

スティーヴン・キング『刑務所のリタ・ヘイワース』

↑は、小説としてよりも、映画の方が有名かもしれませんね。
『ショーシャンクの空に』
舞台化もされており、日本でも何度か演じられています。
私のスピリチュアルな旅は、あの12月から始まりました。
そして、今コレを書いてて、時間の”円環”が繋がったのを感じます。

すべて、必ず繋がります。円環が閉じた時、出逢い直します。
それが、本当の”始まり”なのです。
(すみません……何か、勝手に降りて来ました・汗)